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令和 3年度決算審査特別委員会−09月14日-03号

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  1. 富津市議会 2021-09-14
    令和 3年度決算審査特別委員会−09月14日-03号


    取得元: 富津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-23
    令和 3年度決算審査特別委員会−09月14日-03号令和 3年度決算審査特別委員会                 決算審査特別委員会議事録 1.日  時  令和4年9月14日(水)午前10時 1.場  所  第3委員会室 1.出席委員   諸 岡 賛 陛 君       渡 辺 純 一 君       宮 崎 晴 幸 君   三 富 敏 史 君       三 木 千 明 君       千 倉 淳 子 君   平 野 英 男 君       福 原 敏 夫 君 1.欠席委員   なし 1.議  長   石 井 志 郎 君 1.出席説明員   市長         高 橋 恭 市 君   副市長        小 泉 義 行 君   総務部長       中 山 正 之 君   総務部次長      小 川 真 司 君   総務課長       高 梨 正 之 君   財政課長       花 田 康 宏 君   市民部長       鹿 島 和 博 君   納税課長       中 山 貴 弘 君   健康福祉部長     坂 本 秀 則 君   介護福祉課長     長谷川   栄 君
      健康づくり課長    地 引 憲太郎 君   国民健康保険課長   平 島 光 洋 君 1.出席事務局職員   事務局長       重 城   祐     主幹         澤 邉 高 廣   局長補佐       三 木 貴 好     副主査        渡 邉 秀 樹 1.議  事    (1)議案第17号 令和年度富津国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について             (質疑討論採決)    (2)議案第18号 令和年度富津後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について             (質疑討論採決)    (3)議案第19号 令和年度富津介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について             (質疑討論採決)           ────────────────────────                    開     議           令和4年9月14日(水) 午前9時55分 開議 ○委員長諸岡賛陛君) 皆さん、おはようございます。定刻前ではございますが、皆さんおそろいですので、ただいまから本日の会議を開きます。  本日は、議案第17号から議案第19号までの3議案について審査を行いますので、よろしくお願いします。           ────────────────────────                    委員長の報告 ○委員長諸岡賛陛君) それでは、議事に入るに先立ち、私から報告します。  猪瀬 浩議員傍聴で出席していますので、御報告します。  以上で、私からの報告を終わります。           ────────────────────────                    傍聴者の許可 ○委員長諸岡賛陛君) ここで、傍聴の許可についてお諮りします。本日、傍聴の申出がありましたので、許可することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長諸岡賛陛君) 異議なしと認め、許可します。  ここで、傍聴者に入室していただきますので、しばらくお待ちください。                   〔傍聴者入室〕 ○委員長諸岡賛陛君) 続いて、本日の議事について説明します。  議案第17号から議案第19号までは、8月26日の本会議において説明文を配布していますので、執行部説明を省略し、直ちに質疑を行い、質疑終了後、討論採決を行います。           ────────────────────────                    議     事     (1)議案第17号 令和年度富津国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について              (質疑討論採決) ○委員長諸岡賛陛君) それでは、ただいまから議事に入ります。  初めに、議案第17号 令和年度富津国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。  初めに、あらかじめ通告のあった委員の発言を通告順に許可します。平野英男委員の発言を許可します。平野英男委員。 ◆委員平野英男君) では、成果説明書の240ページ、お願いします。  一番下の表、受診状況、ここに関連してですけれども、全国的に新型コロナウイルスが感染拡大してからコロナへの感染の懸念を多くの人が持ちまして、過度な受診控えが全国的な問題になっていると思います。こういった過度な受診控えは当然、健康上のリスクを高める要因につながっていくわけなんですが、状況としては富津市も受診控えが当然あったと思うんですが、これは令和年度と比較した受診控え状況はどうなっているのか、教えていただきたいと思います。 ○委員長諸岡賛陛君) 国民健康保険課長平島光洋君。 ◎国民健康保険課長平島光洋君) お答えいたします。  令和年度令和年度国民健康保険保険者に係る受診状況ですけれども、その傾向は顕著に現れます。外来であります入院外のところで御説明いたします。  入院外につきましては、令和年度受診件数、これはレセプト件数ですけれども、9万2,195件で被保険者1人当たりでは年8.4件、令和年度受診総数9万4,332件で1人当たり8.9件となり、受診総数で2,137件の増、1人当たりでは0.5件の増となりました。  また、コロナの影響がほぼなかった令和年度入院外と比較しますと、令和年度受診件数で8,228件の減ですが、被保険者1人当たりでは令和年度令和年度のいずれも1人当たり8.9件と同じになっています。受診総数こそ減ったものの、被保険者1人当たりレセプト件数で比較しますと、受診控えの影響は、数字上ではほぼ回復されたものと考えられます。  また、全国的に見ましても、市町村国保医療費総額は平成28年度から5年連続で減少していましたけれども、令和年度は平成27年度以来6年ぶりに増額に転じ、令和年度とほぼ同水準となりました。これは受診控えで減っていた患者が戻った反動で増加したものと見られています。 ○委員長諸岡賛陛君) 平野英男委員。 ◆委員平野英男君) どうもありがとうございます。  では、隣のページ241ページ、真ん中よりやや上で特定健康診査事業のところでお伺いしたいんですが、これも受診控えと関連して似通ったものだと思うんですが、コロナ感染拡大に伴って、令和年度に関しては健診者数がかなり落ち込んだと思うんですよね。これ自体はもう致し方ないんですけれども、コロナ前と比較した特定健診の実施状況、ここもちょっと教えていただきたいと思います。 ○委員長諸岡賛陛君) 健康づくり課長地引憲太郎君。 ◎健康づくり課長地引憲太郎君) お答えいたします。  コロナ前と比較しました特定健診の実施状況につきましては、令和年度に引き続き新型コロナウイルス感染症まん延防止対策のため、集団健診においては3密を防いで待合スペースの確保できる市役所本庁舎、また市民会館の2会場で完全予約制で実施をいたしました。  健診受診者数につきましては、コロナ感染症の影響前の令和年度においては4,142人、令和年度が2,640人、令和年度が2,955人でした。また、受診率においては、令和年度の46%を最高に令和年度は30.1%と減少し、令和年度は電話での受診勧奨の強化によりまして42.1%と上昇はしましたが、コロナ前の受診率には回復はしませんでした。  今年度以降におきましては、本年6月議会におきまして可決を頂いたAIを活用し、これまで受診した特定健康診査受診履歴や健診結果等を基に4つのパターンに分類したはがきを送り、健診を実施しているところでございます。このAIの活用結果をしっかり検証しまして、今後に向けての成果と課題を整理し、継続した受診率向上に努めてまいりたいと考えております。 ○委員長諸岡賛陛君) 平野英男委員。 ◆委員平野英男君) 今の御答弁で、令和年度と比較して令和年度が上昇していることに安心しました。受診率向上のためにいろいろな取組のほうをされていることも理解できましたので、今後も工夫のほうをしていただければと思います。  では、この健診に関連して、これは昨日の三富委員の質問とも似通っているんですけれども、大事なことなのでちょっと改めて質問させていただきますが、国保新聞の中でも、これは市町村国保だけではなく、組合健保協会健保、全て傾向として表れていますが、生活習慣病の発症や重症化につながるメタボです。この該当者予備軍が増えていることが国保新聞の中の記事でも見て取れます。  このメタボ該当者予備軍富津市の状況です。そういった方への保健指導、具体的にどういったことをしているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○委員長諸岡賛陛君) 健康づくり課長地引憲太郎君。 ◎健康づくり課長地引憲太郎君) お答えいたします。  富津市のメタボ該当者予備軍の割合につきましては、令和年度メタボ該当者は21.3%、メタボ予備軍が11.3%、令和年度メタボ該当者は24.1%、メタボ予備軍が10.7%、令和年度においてはメタボ該当者が25%、メタボ予備軍が12.0%であり、増加傾向にあります。  メタボリックシンドロームは、悪玉のホルモンの分泌が増え、糖尿病脂質異常症、高血圧といった生活習慣病動脈硬化を促進するとされています。これらの生活習慣病が悪化している状態で、新型コロナ感染症に感染すると重症化する可能性が高いことから、保健指導対象者とする方の9割に健診結果を説明し、生活習慣見直しと、必要な方には医療受診の勧奨を実施しているところでございます。中には受診控えから治療を中断している方もいましたが、この保健指導が健診受診再開のきっかけになっているところでございます。  また、令和年度からは、令和年度に健診受診者が減少したことを踏まえまして、健診未受診者の1,988人の方に電話での受診勧奨、また窓口での国保加入手続の方251人の方に健診受診勧奨を実施し、健診受診率の向上に努めているところでございます。 ○委員長諸岡賛陛君) 平野英男委員。 ◆委員平野英男君) ありがとうございます。コロナウイルスが感染拡大してから2年半以上たつわけですけれども、どうしても家の中に籠もる時間が多くて、今、答弁いただいたような富津市でもメタボ予備軍該当者がどうしても増えていると思うんですけれども、今後も市民の健康のために取組のほうを頑張っていただきたいと思います。  では、最後の質問ですけれども、これは決算書の274ページ、最後に数字の確認だけをさせていただきたいと思います。274ページの実質収支のところです。  以前、全員協議会のほうでも国保税見直しについて御説明があったと思うんですけれども、そのときの頂いた資料によると令和年度決算見込みで、国保基金の残高が見込みで7億1,654万9,000円ということでした。  こういった状況ですけれども、今回は決算ということで実質収支が約9,900万円出ているわけですよね。このうち、国などへの返還金がどのくらいあるのか。また、基金へ積み立てる金額、基金の総額はどうなるのか、この数字の確認をさせてください。 ○委員長諸岡賛陛君) 国民健康保険課長平島光洋君。 ◎国民健康保険課長平島光洋君) お答えいたします。  令和年度に概算交付されました特定健康診査等負担金の額が確定したことに伴い、その精算のために106万円が国に対する負担金返還金として生じます。なお、県に対しても同様に、同額の106万円が負担金返還金として生じますので、合わせて212万円が国・県への返還金となります。  次に、国保基金への積み立てる額といたしましては、令和年度決算剰余金である9,920万398円から、先ほど御説明しました、国・県に対する負担金返還金212万円を差し引いた金額であります、9,708万398円が令和年度決算剰余金に伴う基金積立額になります。  令和年度末時点での基金残高が6億8,763万5,368円ですので、この基金積立額、先ほどの9,700万円を加えました、7億8,471万5,766円が令和4年9月末時点での国保基金の総額の見込みとなります。  ただし、令和年度当初予算で1億8,900万円を取り崩し、国保会計に繰り入れるよう見積もっておりますので、令和年度末の国保基金残高は6億円程度になるものと見込んでおります。 ○委員長諸岡賛陛君) 次に、三富敏史委員の発言を許可します。三富敏史委員。 ◆委員三富敏史君) 私1点、質問させていただきます。  成果説明書239ページ、後半の2、保険税収納状況における不納欠損額についてお伺いいたします。  国民健康保険税につきましては、高齢化の進展や医療技術の進歩あるいは被保険者数減少などに伴い、保険料は上昇する一方の中、徴収率の94.93%は高く評価できると思います。しかしながら、本市では、債権管理の一元化に取り組んでおります。それは先般6月議会の定例会でも私、確認させていただいておりますが。  そうした中で国民健康保険税公債権と位置づけられる中で、不納欠損額は発生しないことが望ましいというふうに考えておりますが、どのような場合に不納欠損となるのか、お伺いいたします。 ○委員長諸岡賛陛君) 納税課長中山貴弘君。 ◎納税課長中山貴弘君) お答えいたします。  不納欠損は、地方税法で5年の時効が成立したとき、滞納処分の停止が3年間継続したとき、即時消滅させたときに不納欠損となります。  滞納者の預金、生命保険勤務先不動産等財産調査を行い、差押え可能財産があれば規定に従って差押えを実施しておりますが、本人が死亡して相続人もいない、差し押さえる財産がない、本人が行方不明、不動産はあるが抵当権が設定されているため換価価値がないなどにより、徴収ができず、やむを得ない場合、不納欠損処分となります。 ○委員長諸岡賛陛君) 三富敏史委員。 ◆委員三富敏史君) 分かりました。ありがとうございます。  どうしてもやむを得ない場合はもちろんあると思いますが、やはり税の持つ公平性と申しますか、公正性の担保のためにも、また財源確保の観点からも、不納欠損額を減らす方向で取り組んでいただければと思います。よろしくお願いします。  以上でございます。 ○委員長諸岡賛陛君) 通告のあった質疑は終了しました。  委員皆さん、ほかに質疑ありませんか。宮崎晴幸委員
    委員宮崎晴幸君) 成果説明書239ページで、今の三富委員の関連の質問をさせていただければと思うんですけれど、不納欠損額についてです。2,957万8,778円の金額のほうがあるんですが、これの内訳がもし分かったりしたら教えてもらいたいのが1点。  それと、これは前年もたしかこの徴収率って出ていたと思うんですけれど、この前年と比べて逆にこの辺の例えば県内は一体どのくらい、この富津市がちゃんと徴収しているのかというのがもし分かれば、順位等が分かるんであれば教えてもらえればと思います。 ○委員長諸岡賛陛君) 納税課長中山貴弘君。 ◎納税課長中山貴弘君) お答えいたします。  まず、2,957万8,778円の内訳でございますが、まずは人数から申し上げます。延べ人数としまして423人、件数で申しますと1,640件となっております。  さらにその内訳ですが、先ほど申しました、5年による通常時効が約247人、金額が1,282万5,578円、3年の執行停止が150人、金額が1,335万6,882円、即時消滅が26人、339万6,318円でございます。安易に不納欠損とならぬよう、滞納処分に重点を置いた取組を実施しております。  次に、順位でございますが、令和年度につきましては、徴収率が68.23%で県内54市町村中、順位は44位でした。令和年度につきましては、徴収率が73.82%で順位が35位となっております。 ○委員長諸岡賛陛君) 宮崎晴幸委員。 ◆委員宮崎晴幸君) ありがとうございました。  昨年度よりも徴収率が上がっているということを踏まえれば、また引き続き、なかなか難しい部分もあると思うんですけれど、何とかまた徴収できるように、そしてこの基金の維持ができるようにぜひともよろしくお願いします。  以上です。 ○委員長諸岡賛陛君) ほかに質疑ありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長諸岡賛陛君) 質疑もないようですので、質疑を終結し、討論に入ります。反対討論はありますか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長諸岡賛陛君) 次に、賛成討論はありませんか。三富敏史委員。 ◆委員三富敏史君) 私、賛成の立場で討論させていただきます。  国民健康保険につきましては、高齢化の進展や高度医療の普及により、医療費が増大する中でも持続可能な医療保険制度となっております。  平成30年度からは、都道府県財政運営責任主体となって国保制度安定化が図られておりますが、被保険者数減少傾向は変わらず、保険税負担も重くなっているのが実情でございます。  そうした中での富津市は、保険者努力支援制度上位獲得による歳入確保国保基金の活用により、1人当たり保険税調定額は低い水準に抑えられております。とりわけ令和年度は、県内54市町村ある中、本市では、速報値ですが、40番目に位置し、経営努力が見受けられる事業決算となっております。  よって、今後においても国保運営健全化保険事業の充実をもって、さらなる財政運営に努力をされることを要望いたしまして、議案第17号の賛成討論といたします。  以上でございます。 ○委員長諸岡賛陛君) ほかに討論はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長諸岡賛陛君) 討論もないようですので、討論を終結し、直ちに採決を行います。  議案第17号を原案のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○委員長諸岡賛陛君) 起立全員です。よって、議案第17号は原案のとおり認定すべきものと決しました。           ────────────────────────     (2)議案第18号 令和年度富津後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について              (質疑討論採決) ○委員長諸岡賛陛君) 次に、議案第18号 令和年度富津後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。  初めに、あらかじめ通告のあった委員の発言を許可します。三富敏史委員の発言を許可します。三富敏史委員。 ◆委員三富敏史君) 私のほうからは1点、質問させていただきます。  成果説明書244ページになります。2款1項1目になろうかと思いますが、後期高齢者医療広域連合納付金事業について、お伺いいたします。  本件につきましては、地域人口は減っておりますが、被保険者人口増加傾向にあると予測される中で、後期高齢者広域連合に繰り出す納付金の見通しについて、お伺いいたします。よろしくお願いします。 ○委員長諸岡賛陛君) 国民健康保険課長 平島光洋君。 ◎国民健康保険課長平島光洋君) お答えいたします。  千葉県後期高齢者医療広域連合に納付する納付金は、大きく分けて4つありますが、そのうち後期高齢者医療特別会計に2つございます。  1つ目は、被保険者から保険料として後期会計で5億円を収入し、そのまま広域連合に支出する保険料納付金、それから2つ目として、低所得者等保険料軽減分を市がその4分の1を負担し、一般会計から繰り入れた後、県負担分と合わせて1億5,000万円弱を広域連合に支出する保険基盤安定負担金納付金です。  この2つを合わせました後期高齢者医療広域連合納付金は、平成30年度以降、被保険者数や1人当たり保険料額の増額により、毎年度5%程度増加しております。令和年度以降も団塊の世代後期高齢者医療に加入することで、被保険者数は前年度比で平均3%程度増加するものと想定しています。このことから、広域連合に納付する納付金は、団塊の世代方々全員が被保険者になってしばらくの間は、その額は増加するものと見込んでおります。 ○委員長諸岡賛陛君) 三富敏史委員。 ◆委員三富敏史君) ありがとうございます。  今後さらなる高齢化が進展していく中で、制度安定化を図りながら、保険料を抑制していく取組をまた今後ともよろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○委員長諸岡賛陛君) 通告のあった質疑は終了しました。  委員皆さん、ほかに質疑はございませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長諸岡賛陛君) 質疑もないようですので、質疑を終結し、討論に入ります。反対討論はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長諸岡賛陛君) 次に、賛成討論はありませんか。三富敏史委員。 ◆委員三富敏史君) 私は、賛成の立場で討論させていただきます。  後期高齢者医療制度は、75歳以上の全ての方と65歳以上で一定の障害のある方を対象とした医療制度ですが、団塊の世代が75歳以上となり始める中、現役世代負担上昇を抑えながら、全ての方々が安心できる社会保障制度を構築することが重要となっております。  このような状況を踏まえ、医療保険制度における給付と負担見直しを実施するとともに、全ての世代が公平に支え合う全世代対応型の社会保障制度構築を目的に、先般、健康保険法等の一部を改正する法律が成立しました。この法律により、令和4年10月1日から現役並み所得者を除き、75歳以上の方等で一定以上の所得がある方は、医療費窓口負担割合が1割から2割に変更となります。また、窓口負担割合が2割となる方には、外来受診負担増を月3,000円までに抑える措置などが配慮されております。  本市における後期高齢者医療の被保険者数は、令和4年3月末時点で8,521人で、富津市人口4万2,382人のおよそ2割、5人に1人となりますが、後期高齢者医療制度都道府県単位広域連合で運営されていることから、広域化による財政基盤の強化が図られております。  今後ますます高齢化が進展する中、将来にわたり国民皆保険を堅持するためにも広域連合と連携を図っていただき、持続可能な医療制度構築に一層努力していただくよう要望し、賛成討論といたします。  以上でございます。 ○委員長諸岡賛陛君) ほかに討論ありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長諸岡賛陛君) 討論もないようですので、討論を終結し、直ちに採決を行います。  議案第18号を原案のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○委員長諸岡賛陛君) 起立全員であります。よって、議案第18号は原案のとおり認定すべきものと決しました。           ────────────────────────     (3)議案第19号 令和年度富津介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について              (質疑討論採決) ○委員長諸岡賛陛君) 次に、議案第19号 令和年度富津介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。  初めに、あらかじめ通告のあった委員の発言を通告順に許可します。三富敏史委員の発言を許可します。三富敏史委員。 ◆委員三富敏史君) 介護予防についてお伺いいたします。介護予防につきましては、自立支援の一環として、フレイル予防に取り組んでおります。各地では百歳体操などが行われておりますが、実際に総合支援事業として、健康寿命と平均寿命は数値的に見てどの程度改善されているのか、分かったら教えていただければと思います。 ○委員長諸岡賛陛君) 介護福祉課長、長谷川 栄君。 ◎介護福祉課長(長谷川栄君) お答えいたします。  健康寿命及び平均寿命につきましては、国保のデータベース(KDB)システムデータを使用した回答となります。  富津市においては人口規模が少ないため、富津市単独ではなく君津圏域での数値となりますので、あらかじめ御承知おきください。  まず、健康寿命につきまして、健康寿命の補完的指標であります日常生活動作が自立している期間の平均では、富津市が総合事業を開始しました平成29年度が、男性78.6歳、女性82.9歳、5年後になります令和年度が、男性78.8歳、女性83.6歳となり、男性では0.2歳、女性では0.7歳、健康寿命が伸びております。  次に、平均寿命につきましては、同じく富津市が総合事業を開始しました平成29年度が、男性80.0歳、女性86.0歳、5年後の令和年度が、男性80.3歳、女性87.0歳となり、男性では0.3歳、女性では1歳、平均寿命が伸びております。 ○委員長諸岡賛陛君) 三富敏史委員。 ◆委員三富敏史君) ありがとうございます。  人生も100年時代といわれておりますので、ぜひこれからもフレイル予防を推進し、要介護状態の予防に取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○委員長諸岡賛陛君) 次に、千倉淳子委員の発言を許可します。千倉淳子委員。 ◆委員(千倉淳子君) 決算書311ページ、成果説明書246ページになります。認定調査等関係費について、お伺いいたします。  訪問調査員の富津市の中での数、それから訪問調査員の報酬を教えてください。また、この報酬は全国でどういうふうになっているのか、県下一律なのかどうかということも教えていただければと思います。  調査員の講習等は、どのように行っているかということも教えてください。  それから、新規認定数、それから区分変更、それから要支援の新規・更新申請を含めた調査件数の過去5年の推移を教えてください。 ○委員長諸岡賛陛君) 介護福祉課長、長谷川 栄君。 ◎介護福祉課長(長谷川栄君) お答えします。  令和4年3月末現在の訪問調査員の人数は、市直営の調査員13名の一部を事業所に委託しております。  調査員の報酬につきましては、調査件数1件につき4,100円となっております。事業所への委託については、1件5,238円となっております。また、この報酬につきましては、県下一律ではなく、市町村ごとに異なっております。  次に、調査員の講習についてですが、調査員の講習につきましては、採用時に千葉県主催の研修を実施しております。この研修を受講後、ベテランの調査員の調査に同行し、現場研修を実施しております。その後は年に一度、千葉県主催の研修を定期受講しております。  次に、過去5年間の調査件数の推移でございます。令和年度が2,142件、令和年度が1,759件、令和年度が3,077件、平成30年度が2,727件、平成29年度が3,044件となっております。 ○委員長諸岡賛陛君) 千倉淳子委員。 ◆委員(千倉淳子君) ありがとうございます。  調査員につきましては、すみません、通告していなかったですが、県下一律ではないということなので、大体この相場ってうちの市としては何番目くらいとか、そういうことは分かりますか。 ○委員長諸岡賛陛君) 介護福祉課長、長谷川 栄君。
    介護福祉課長(長谷川栄君) 何番目というのはちょっとすぐには分からないんですけれども、近隣の状況をお答えいたします。  君津市では1件4,000円、袖ケ浦市では1件4,000円、木更津市では会計年度職員が調査を行っている状況でございます。 ○委員長諸岡賛陛君) 千倉淳子委員。 ◆委員(千倉淳子君) ありがとうございます。  では、100円ではありますが、よそよりも高くなっているということで、富津市のほうではそれなりに考えていただいているのだと思います。調査員もなかなか集まらない中、各事業所でもケアマネが減っている中で調査員を獲得することとか、全部に回すことが大変になっているかなというふうに思います。天羽地区では、富津市ではない調査員が来ることもちょくちょくございます。  そういった状況の中、大変だとは思いますが、できる限り市の中でできることと、あと講習のこともお聞きいたしましたが、これは講習でよい調査をしていただけるかどうかというのは、やっているから──皆さん、やらなきゃいけないのでやっているでしょうけれども、なかなか理解の得られないような調査もぼちぼちですが、出ているというような報告を受けております。なので、時々はもうベテランだと思ったり、もう出ていると思っても、その辺を何かチェックするような体制があってくれたら、ありがたいなというふうに思います。  この調査によっていろんなことが決まってきますので、見るからに、この人が介護2で、この人が介護5とかというところにあまり差がありますと、割と顕著に現場には見えるものなので、その辺についてはまた時々チェックをしていただけるような方法があったら、うれしいなというふうに思います。  すみません、これで認定調査のほうは終わりにします。  委員長、続けていいですか。 ○委員長諸岡賛陛君) どうぞ。千倉淳子委員。 ◆委員(千倉淳子君) 決算書314ページ、成果説明書248ページ、介護予防・生活支援サービス事業費について、お伺いいたします。  令和3年4月より住民主体によるサービスへの支援が始まったと思いますが、その内容などについて教えてください。 ○委員長諸岡賛陛君) 介護福祉課長、長谷川 栄君。 ◎介護福祉課長(長谷川栄君) お答えします。  介護予防・生活支援サービス事業のうち、訪問型サービス費及び通所型サービス費において、住民主体による支援を令和4年4月から行っております。  内容につきましては、高齢者に対して助け合いサービスを提供する地域団体に対し、助成金を交付しております。  補助対象となる助け合いサービスにつきましては、3つの種類があり、1つ目は、訪問による日常生活支援サービスになります。こちらは高齢者の自宅において、掃除、電球交換など、日常生活上で困り事に対する生活の支援を行うものであります。  2つ目は、移動支援によるサービスになります。こちらは通院時など送迎前後の付添いなど、高齢者の移動を支援するものになります。  3つ目は、通いの場を提供するサービスになります。こちらは高齢者に対し、通いの場においてレクリエーションなどを提供するものであります。  また、令和年度決算額については、5つの団体へ合計66万7,205円の補助金を交付しております。 ○委員長諸岡賛陛君) 千倉淳子委員。 ◆委員(千倉淳子君) ありがとうございます。  こういったサービスが始まってくるというのはとてもすばらしいことですし、今後こういうもので支え合っていく地域をつくらないと、ということだと思いますので、大変望ましいことだと思っております。  できれば、もっと広報していただいて、そういう団体を見つけていただくとか、多分、今もう既にそれと同じようなことをやっているけれど、知らなくて支援を受けていない団体とかもいらっしゃるんじゃないかなというふうに思うので、もう少しこういうことが市で始まっているということを広く広報していただけると、住民主体のサービスというのが増えてくるんじゃないかなというふうに思っておりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 ○委員長諸岡賛陛君) 通告のあった質疑は終了しました。  委員皆さん、ほかに御質疑ありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長諸岡賛陛君) 質疑もないようですので、質疑を終結し、討論に入ります。反対討論はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長諸岡賛陛君) 次に、賛成討論はありませんか。千倉淳子委員。 ◆委員(千倉淳子君) 私は、この介護保険決算に対して、賛成の立場で討論させていただきます。  平成29年度からどんどん予防に対する考え方が変わってきまして、住民主体でのサービスだとか、チェックリストを活用した一般高齢者と予防の方たちに対するサービスを広げていこうというふうに広がってきていたと思います。  その中で、なかなか市町村主体ということでどういうふうにやっていけばよいのかと、どこの市町村もきっととても悩んでいてなかなか始まらなかったところではあったと思っております。それが令和3年、それから令和年度に対して富津市のほうではチェックリストを活用し始めたり、また先ほどお話がありましたような住民主体のサービスに対する補助をしていただいたり、こういったことが広がっております。  今後も、この動きがどんどん広がることを期待して、私はこの決算賛成をいたします。よろしくお願いいたします。 ○委員長諸岡賛陛君) ほかに討論はありませんか。三木千明委員。 ◆委員(三木千明君) 私も、介護保険事業特別会計の決算賛成の立場で討論をさせていただきます。  富津市の令和年度末における65歳以上の高齢者人口は1万6,396人、市民の人口に占めるおよそ40%という状況であります。  日本各地、高齢化社会が急速に進展し、今後もますます介護に係る需要やその費用の増大などが見込まれる中、令和年度からは、加齢による高齢者の活力低下を予防するためのフレイル予防事業が実施され、併せて市民講演会やフレイルサポーター・トレーナーの養成を行うなど、介護予防に関する人材の育成にも取り組まれております。  また、ただいま千倉委員からも発言がありましたとおり、住民主体による支援として、日常生活での困り事や移動のサービス等、多様なサービスを実施する団体へたすけあいサービス事業補助金を交付するなど、地域住民の活動を支援する取組も行われております。  これら介護予防に関する新たな取組が開始され、介護予防の普及・啓発を図るなど、経営努力が見受けられる事業決算となっております。  今後も富津市の実情を踏まえた高齢者福祉の拡充、またさらなる経営努力による財政運営健全化を要望いたしまして、議案第19号 令和年度富津介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてに対する賛成討論といたします。  以上です。 ○委員長諸岡賛陛君) ほかに討論はありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長諸岡賛陛君) 討論もないようですので、討論を終結し、直ちに採決を行います。  議案第19号を原案のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○委員長諸岡賛陛君) 起立全員です。よって、議案第19号は原案のとおり認定すべきものと決しました。  以上で、決算審査特別委員会に付託されました議案の審査は、全て終了しました。なお、委員会報告書の作成及び委員長報告については、私に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○委員長諸岡賛陛君) 異議なしと認め、そのように決定します。           ────────────────────────                    執行部あいさつ ○委員長諸岡賛陛君) 閉会に当たり執行部から御挨拶をお願いします。市長、高橋恭市君。 ◎市長(高橋恭市君) 閉会に当たりまして、御礼の御挨拶を申し上げます。  委員の皆様におかれましては、2日間にわたり、決算審査特別委員会を開催していただきまして、誠にありがとうございました。  昨日の一般会計決算から本日の特別会計決算まで、それぞれ慎重な審査の上、4議案全てに御認定を頂き、厚く御礼を申し上げます。  審査の過程の中で御指導、御指摘いただきましたことにつきましては、今後、十分留意しながら対処してまいりたいと、そのように考えております。  委員の皆様方の今後一層の御支援、御協力をお願いいたしまして、閉会に当たっての挨拶にさせていただきます。2日間ありがとうございました。 ○委員長諸岡賛陛君) ありがとうございました。  2日間にわたり、慎重な審査をしていただきまして、誠にありがとうございました。           ────────────────────────                    閉     会 ○委員長諸岡賛陛君) 以上をもちまして、決算審査特別委員会を閉会といたします。ありがとうございました。お疲れさまです。                  午前10時40分 閉会  上記会議の概要を記載し事実と相違ないことを証するためにここに署名する。    令和  年  月  日              決算審査特別委員会委員長  諸 岡 賛 陛...