富津市議会 2021-09-14
令和 3年度決算審査特別委員会−09月14日-03号
健康づくり課長 地 引
憲太郎 君
国民健康保険課長 平 島 光 洋 君
1.
出席事務局職員
事務局長 重 城 祐 主幹 澤 邉 高 廣
局長補佐 三 木 貴 好 副主査 渡 邉 秀 樹
1.議 事
(1)
議案第17号
令和3
年度富津市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の
認定について
(
質疑、
討論、
採決)
(2)
議案第18号
令和3
年度富津市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の
認定について
(
質疑、
討論、
採決)
(3)
議案第19号
令和3
年度富津市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算の
認定について
(
質疑、
討論、
採決)
────────────────────────
開 議
令和4年9月14日(水) 午前9時55分 開議
○
委員長(
諸岡賛陛君)
皆さん、おはようございます。定刻前ではございますが、
皆さんおそろいですので、ただいまから本日の会議を開きます。
本日は、
議案第17号から
議案第19号までの3
議案について審査を行いますので、よろしくお願いします。
────────────────────────
委員長の報告
○
委員長(
諸岡賛陛君) それでは、議事に入るに先立ち、私から報告します。
猪瀬
浩議員が
傍聴で出席していますので、御報告します。
以上で、私からの報告を終わります。
────────────────────────
傍聴者の許可
○
委員長(
諸岡賛陛君) ここで、
傍聴の許可についてお諮りします。本日、
傍聴の申出がありましたので、許可することに御異議ありませんか。
〔「異議
なし」と呼ぶ者あり〕
○
委員長(
諸岡賛陛君) 異議
なしと認め、許可します。
ここで、
傍聴者に入室していただきますので、しばらくお待ちください。
〔
傍聴者入室〕
○
委員長(
諸岡賛陛君) 続いて、本日の議事について
説明します。
議案第17号から
議案第19号までは、8月26日の本会議において
説明文を配布していますので、
執行部の
説明を省略し、直ちに
質疑を行い、
質疑終了後、
討論、
採決を行います。
────────────────────────
議 事
(1)
議案第17号
令和3
年度富津市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の
認定について
(
質疑、
討論、
採決)
○
委員長(
諸岡賛陛君) それでは、ただいまから議事に入ります。
初めに、
議案第17号
令和3
年度富津市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の
認定についてを議題とします。
初めに、あらかじめ
通告のあった
委員の発言を
通告順に許可します。
平野英男委員の発言を許可します。
平野英男委員。
◆
委員(
平野英男君) では、
成果説明書の240ページ、お願いします。
一番下の表、
受診の
状況、ここに関連してですけれども、全国的に
新型コロナウイルスが感染拡大してから
コロナへの感染の懸念を多くの人が持ちまして、過度な
受診控えが全国的な問題になっていると思います。こういった過度な
受診控えは当然、健康上のリスクを高める要因につながっていくわけなんですが、
状況としては
富津市も
受診控えが当然あったと思うんですが、これは
令和2
年度と比較した
受診控えの
状況はどうなっているのか、教えていただきたいと思います。
○
委員長(
諸岡賛陛君)
国民健康保険課長、
平島光洋君。
◎
国民健康保険課長(
平島光洋君) お答えいたします。
令和2
年度と
令和3
年度の
国民健康保険被
保険者に係る
受診の
状況ですけれども、その傾向は顕著に現れます。外来であります
入院外のところで御
説明いたします。
入院外につきましては、
令和2
年度は
受診件数、これは
レセプトの
件数ですけれども、9万2,195件で被
保険者1人
当たりでは年8.4件、
令和3
年度は
受診総数9万4,332件で1人
当たり8.9件となり、
受診総数で2,137件の増、1人
当たりでは0.5件の増となりました。
また、
コロナの影響がほぼなかった
令和元
年度の
入院外と比較しますと、
令和3
年度は
受診件数で8,228件の減ですが、被
保険者1人
当たりでは
令和元
年度、
令和3
年度のいずれも1人
当たり8.9件と同じになっています。
受診総数こそ減ったものの、被
保険者1人
当たりの
レセプトの
件数で比較しますと、
受診控えの影響は、数字上ではほぼ回復されたものと考えられます。
また、全国的に見ましても、
市町村国保の
医療費総額は平成28
年度から5年連続で減少していましたけれども、
令和3
年度は平成27
年度以来6年ぶりに増額に転じ、
令和元
年度とほぼ同水準となりました。これは
受診控えで減っていた患者が戻った反動で増加したものと見られています。
○
委員長(
諸岡賛陛君)
平野英男委員。
◆
委員(
平野英男君) どうもありがとうございます。
では、隣のページ241ページ、真ん中よりやや上で
特定健康診査事業のところでお伺いしたいんですが、これも
受診控えと関連して似通ったものだと思うんですが、
コロナ感染拡大に伴って、
令和2
年度に関しては健診
者数がかなり落ち込んだと思うんですよね。これ自体はもう致し方ないんですけれども、
コロナ前と比較した特定健診の
実施状況、ここもちょっと教えていただきたいと思います。
○
委員長(
諸岡賛陛君)
健康づくり課長、
地引憲太郎君。
◎
健康づくり課長(
地引憲太郎君) お答えいたします。
コロナ前と比較しました特定健診の
実施状況につきましては、
令和2
年度に引き続き
新型コロナウイルス感染症の
まん延防止対策のため、集団健診においては3密を防いで
待合スペースの確保できる
市役所本庁舎、また
市民会館の2会場で
完全予約制で実施をいたしました。
健診
受診者数につきましては、
コロナ感染症の影響前の
令和元
年度においては4,142人、
令和2
年度が2,640人、
令和3
年度が2,955人でした。また、
受診率においては、
令和元
年度の46%を最高に
令和2
年度は30.1%と減少し、
令和3
年度は電話での
受診勧奨の強化によりまして42.1%と上昇はしましたが、
コロナ前の
受診率には回復はしませんでした。
今
年度以降におきましては、本年6月議会におきまして可決を頂いたAIを活用し、これまで
受診した
特定健康診査受診履歴や健診結果等を基に4つのパターンに分類したはがきを送り、健診を実施しているところでございます。このAIの活用結果をしっかり検証しまして、今後に向けての成果と課題を整理し、継続した
受診率向上に努めてまいりたいと考えております。
○
委員長(
諸岡賛陛君)
平野英男委員。
◆
委員(
平野英男君) 今の御答弁で、
令和2
年度と比較して
令和3
年度が上昇していることに安心しました。
受診率向上のためにいろいろな取組のほうをされていることも理解できましたので、今後も工夫のほうをしていただければと思います。
では、この健診に関連して、これは昨日の
三富委員の質問とも似通っているんですけれども、大事なことなのでちょっと改めて質問させていただきますが、
国保新聞の中でも、これは
市町村国保だけではなく、
組合健保、
協会健保、全て傾向として表れていますが、
生活習慣病の発症や
重症化につながる
メタボです。この
該当者・
予備軍が増えていることが
国保新聞の中の記事でも見て取れます。
この
メタボ該当者・
予備軍の
富津市の
状況です。そういった方への
保健指導、具体的にどういったことをしているのか、お聞かせいただきたいと思います。
○
委員長(
諸岡賛陛君)
健康づくり課長、
地引憲太郎君。
◎
健康づくり課長(
地引憲太郎君) お答えいたします。
富津市の
メタボ該当者と
予備軍の割合につきましては、
令和元
年度が
メタボ該当者は21.3%、
メタボ予備軍が11.3%、
令和2
年度の
メタボ該当者は24.1%、
メタボ予備軍が10.7%、
令和3
年度においては
メタボ該当者が25%、
メタボ予備軍が12.0%であり、
増加傾向にあります。
メタボリックシンドロームは、悪玉のホルモンの分泌が増え、
糖尿病、
脂質異常症、高血圧といった
生活習慣病や
動脈硬化を促進するとされています。これらの
生活習慣病が悪化している状態で、
新型コロナ感染症に感染すると
重症化する
可能性が高いことから、
保健指導対象者とする方の9割に健診結果を
説明し、
生活習慣の
見直しと、必要な方には
医療受診の勧奨を実施しているところでございます。中には
受診控えから治療を中断している方もいましたが、この
保健指導が健診
受診再開のきっかけになっているところでございます。
また、
令和3
年度からは、
令和2
年度に健診
受診者が減少したことを踏まえまして、健診未
受診者の1,988人の方に電話での
受診勧奨、また窓口での
国保加入手続の方251人の方に健診
受診勧奨を実施し、健診
受診率の向上に努めているところでございます。
○
委員長(
諸岡賛陛君)
平野英男委員。
◆
委員(
平野英男君) ありがとうございます。
コロナウイルスが感染拡大してから2年半以上たつわけですけれども、どうしても家の中に籠もる時間が多くて、今、答弁いただいたような
富津市でも
メタボ予備軍・
該当者がどうしても増えていると思うんですけれども、今後も市民の健康のために取組のほうを頑張っていただきたいと思います。
では、最後の質問ですけれども、これは
決算書の274ページ、最後に数字の確認だけをさせていただきたいと思います。274ページの
実質収支のところです。
以前、
全員協議会のほうでも
国保税の
見直しについて御
説明があったと思うんですけれども、そのときの頂いた資料によると
令和3
年度決算見込みで、
国保基金の残高が
見込みで7億1,654万9,000円ということでした。
こういった
状況ですけれども、今回は
決算ということで
実質収支が約9,900万円出ているわけですよね。このうち、国などへの
返還金がどのくらいあるのか。また、
基金へ積み立てる金額、
基金の総額はどうなるのか、この数字の確認をさせてください。
○
委員長(
諸岡賛陛君)
国民健康保険課長、
平島光洋君。
◎
国民健康保険課長(
平島光洋君) お答えいたします。
令和3
年度に概算交付されました
特定健康診査等負担金の額が確定したことに伴い、その精算のために106万円が国に対する
負担金・
返還金として生じます。なお、県に対しても同様に、同額の106万円が
負担金・
返還金として生じますので、合わせて212万円が国・県への
返還金となります。
次に、
国保基金への積み立てる額といたしましては、
令和3
年度決算剰余金である9,920万398円から、先ほど御
説明しました、国・県に対する
負担金・
返還金212万円を差し引いた金額であります、9,708万398円が
令和3
年度の
決算剰余金に伴う
基金積立額になります。
令和3
年度末時点での
基金残高が6億8,763万5,368円ですので、この
基金積立額、先ほどの9,700万円を加えました、7億8,471万5,766円が
令和4年9月末時点での
国保基金の総額の
見込みとなります。
ただし、
令和4
年度当初予算で1億8,900万円を取り崩し、
国保会計に繰り入れるよう見積もっておりますので、
令和4
年度末の
国保基金残高は6億円程度になるものと見込んでおります。
○
委員長(
諸岡賛陛君) 次に、
三富敏史委員の発言を許可します。
三富敏史委員。
◆
委員(
三富敏史君) 私1点、質問させていただきます。
成果説明書239ページ、後半の2、
保険税の
収納状況における
不納欠損額についてお伺いいたします。
国民健康保険税につきましては、
高齢化の進展や
医療技術の進歩あるいは被
保険者数減少などに伴い、
保険料は上昇する一方の中、
徴収率の94.93%は高く評価できると思います。しかしながら、本市では、
債権管理の一元化に取り組んでおります。それは先般6月議会の
定例会でも私、確認させていただいておりますが。
そうした中で
国民健康保険税は
公債権と位置づけられる中で、
不納欠損額は発生しないことが望ましいというふうに考えておりますが、どのような場合に
不納欠損となるのか、お伺いいたします。
○
委員長(
諸岡賛陛君)
納税課長、
中山貴弘君。
◎
納税課長(
中山貴弘君) お答えいたします。
不納欠損は、
地方税法で5年の時効が成立したとき、
滞納処分の停止が3年間継続したとき、
即時消滅させたときに
不納欠損となります。
滞納者の預金、
生命保険、
勤務先、
不動産等の
財産調査を行い、
差押え可能財産があれば規定に従って
差押えを実施しておりますが、本人が死亡して
相続人もいない、差し押さえる財産がない、本人が行方不明、
不動産はあるが
抵当権が設定されているため
換価価値がないなどにより、徴収ができず、やむを得ない場合、
不納欠損処分となります。
○
委員長(
諸岡賛陛君)
三富敏史委員。
◆
委員(
三富敏史君) 分かりました。ありがとうございます。
どうしてもやむを得ない場合はもちろんあると思いますが、やはり税の持つ
公平性と申しますか、
公正性の担保のためにも、また
財源確保の観点からも、
不納欠損額を減らす方向で取り組んでいただければと思います。よろしくお願いします。
以上でございます。
○
委員長(
諸岡賛陛君)
通告のあった
質疑は終了しました。
委員の
皆さん、ほかに
質疑ありませんか。
宮崎晴幸委員。
◆
委員(
宮崎晴幸君)
成果説明書239ページで、今の
三富委員の関連の質問をさせていただければと思うんですけれど、
不納欠損額についてです。2,957万8,778円の金額のほうがあるんですが、これの内訳がもし分かったりしたら教えてもらいたいのが1点。
それと、これは前年もたしかこの
徴収率って出ていたと思うんですけれど、この前年と比べて逆にこの辺の例えば県内は一体どのくらい、この
富津市がちゃんと徴収しているのかというのがもし分かれば、
順位等が分かるんであれば教えてもらえればと思います。
○
委員長(
諸岡賛陛君)
納税課長、
中山貴弘君。
◎
納税課長(
中山貴弘君) お答えいたします。
まず、2,957万8,778円の内訳でございますが、まずは人数から申し上げます。
延べ人数としまして423人、
件数で申しますと1,640件となっております。
さらにその内訳ですが、先ほど申しました、5年による
通常時効が約247人、金額が1,282万5,578円、3年の
執行停止が150人、金額が1,335万6,882円、
即時消滅が26人、339万6,318円でございます。安易に
不納欠損とならぬよう、
滞納処分に重点を置いた取組を実施しております。
次に、順位でございますが、
令和2
年度につきましては、
徴収率が68.23%で県内54
市町村中、順位は44位でした。
令和3
年度につきましては、
徴収率が73.82%で順位が35位となっております。
○
委員長(
諸岡賛陛君)
宮崎晴幸委員。
◆
委員(
宮崎晴幸君) ありがとうございました。
昨
年度よりも
徴収率が上がっているということを踏まえれば、また引き続き、なかなか難しい部分もあると思うんですけれど、何とかまた徴収できるように、そしてこの
基金の維持ができるようにぜひともよろしくお願いします。
以上です。
○
委員長(
諸岡賛陛君) ほかに
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
委員長(
諸岡賛陛君)
質疑もないようですので、
質疑を終結し、
討論に入ります。
反対討論はありますか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
委員長(
諸岡賛陛君) 次に、
賛成討論はありませんか。
三富敏史委員。
◆
委員(
三富敏史君) 私、
賛成の立場で
討論させていただきます。
国民健康保険につきましては、
高齢化の進展や
高度医療の普及により、
医療費が増大する中でも持続可能な
医療保険制度となっております。
平成30
年度からは、
都道府県が
財政運営の
責任主体となって
国保制度の
安定化が図られておりますが、被
保険者数の
減少傾向は変わらず、
保険税の
負担も重くなっているのが実情でございます。
そうした中での
富津市は、
保険者努力支援制度の
上位獲得による
歳入確保や
国保基金の活用により、1人
当たりの
保険税調定額は低い水準に抑えられております。とりわけ
令和3
年度は、県内54
市町村ある中、本市では、
速報値ですが、40番目に位置し、
経営努力が見受けられる
事業決算となっております。
よって、今後においても
国保運営の
健全化と
保険事業の充実をもって、さらなる
財政運営に努力をされることを要望いたしまして、
議案第17号の
賛成討論といたします。
以上でございます。
○
委員長(
諸岡賛陛君) ほかに
討論はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
委員長(
諸岡賛陛君)
討論もないようですので、
討論を終結し、直ちに
採決を行います。
議案第17号を原案のとおり
認定することに
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
委員長(
諸岡賛陛君)
起立全員です。よって、
議案第17号は原案のとおり
認定すべきものと決しました。
────────────────────────
(2)
議案第18号
令和3
年度富津市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の
認定について
(
質疑、
討論、
採決)
○
委員長(
諸岡賛陛君) 次に、
議案第18号
令和3
年度富津市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の
認定についてを議題とします。
初めに、あらかじめ
通告のあった
委員の発言を許可します。
三富敏史委員の発言を許可します。
三富敏史委員。
◆
委員(
三富敏史君) 私のほうからは1点、質問させていただきます。
成果説明書244ページになります。2款1項1目になろうかと思いますが、
後期高齢者医療広域連合納付金事業について、お伺いいたします。
本件につきましては、
地域人口は減っておりますが、被
保険者人口は
増加傾向にあると予測される中で、
後期高齢者広域連合に繰り出す
納付金の見通しについて、お伺いいたします。よろしくお願いします。
○
委員長(
諸岡賛陛君)
国民健康保険課長 平島光洋君。
◎
国民健康保険課長(
平島光洋君) お答えいたします。
千葉県
後期高齢者医療広域連合に納付する
納付金は、大きく分けて4つありますが、そのうち
後期高齢者医療特別会計に2つございます。
1つ目は、被
保険者から
保険料として
後期会計で5億円を収入し、そのまま
広域連合に支出する
保険料納付金、それから
2つ目として、低
所得者等の
保険料軽減分を市がその4分の1を
負担し、
一般会計から繰り入れた後、
県負担分と合わせて1億5,000万円弱を
広域連合に支出する
保険基盤安定負担金納付金です。
この2つを合わせました
後期高齢者医療広域連合納付金は、平成30
年度以降、被
保険者数や1人
当たりの
保険料額の増額により、毎
年度5%程度増加しております。
令和4
年度以降も団塊の
世代が
後期高齢者医療に加入することで、被
保険者数は前
年度比で平均3%程度増加するものと想定しています。このことから、
広域連合に納付する
納付金は、団塊の
世代の
方々全員が被
保険者になってしばらくの間は、その額は増加するものと見込んでおります。
○
委員長(
諸岡賛陛君)
三富敏史委員。
◆
委員(
三富敏史君) ありがとうございます。
今後さらなる
高齢化が進展していく中で、
制度の
安定化を図りながら、
保険料を抑制していく取組をまた今後ともよろしくお願いいたします。
以上でございます。
○
委員長(
諸岡賛陛君)
通告のあった
質疑は終了しました。
委員の
皆さん、ほかに
質疑はございませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
委員長(
諸岡賛陛君)
質疑もないようですので、
質疑を終結し、
討論に入ります。
反対討論はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
委員長(
諸岡賛陛君) 次に、
賛成討論はありませんか。
三富敏史委員。
◆
委員(
三富敏史君) 私は、
賛成の立場で
討論させていただきます。
後期高齢者医療制度は、75歳以上の全ての方と65歳以上で一定の障害のある方を対象とした
医療制度ですが、団塊の
世代が75歳以上となり始める中、
現役世代の
負担上昇を抑えながら、全ての方々が安心できる
社会保障制度を構築することが重要となっております。
このような
状況を踏まえ、
医療保険制度における給付と
負担の
見直しを実施するとともに、全ての
世代が公平に支え合う全
世代対応型の
社会保障制度構築を目的に、先般、
健康保険法等の一部を改正する法律が成立しました。この法律により、
令和4年10月1日から
現役並み所得者を除き、75歳以上の方等で一定以上の所得がある方は、
医療費の
窓口負担割合が1割から2割に変更となります。また、
窓口負担割合が2割となる方には、
外来受診負担増を月3,000円までに抑える措置などが配慮されております。
本市における
後期高齢者医療の被
保険者数は、
令和4年3月末時点で8,521人で、
富津市人口4万2,382人のおよそ2割、5人に1人となりますが、
後期高齢者医療制度は
都道府県単位の
広域連合で運営されていることから、
広域化による
財政基盤の強化が図られております。
今後ますます
高齢化が進展する中、将来にわたり国民皆
保険を堅持するためにも
広域連合と連携を図っていただき、持続可能な
医療制度構築に一層努力していただくよう要望し、
賛成討論といたします。
以上でございます。
○
委員長(
諸岡賛陛君) ほかに
討論ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
委員長(
諸岡賛陛君)
討論もないようですので、
討論を終結し、直ちに
採決を行います。
議案第18号を原案のとおり
認定することに
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
委員長(
諸岡賛陛君)
起立全員であります。よって、
議案第18号は原案のとおり
認定すべきものと決しました。
────────────────────────
(3)
議案第19号
令和3
年度富津市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算の
認定について
(
質疑、
討論、
採決)
○
委員長(
諸岡賛陛君) 次に、
議案第19号
令和3
年度富津市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算の
認定についてを議題とします。
初めに、あらかじめ
通告のあった
委員の発言を
通告順に許可します。
三富敏史委員の発言を許可します。
三富敏史委員。
◆
委員(
三富敏史君) 介護予防についてお伺いいたします。介護予防につきましては、自立支援の一環として、フレイル予防に取り組んでおります。各地では百歳体操などが行われておりますが、実際に総合支援事業として、健康寿命と平均寿命は数値的に見てどの程度改善されているのか、分かったら教えていただければと思います。
○
委員長(
諸岡賛陛君)
介護福祉課長、長谷川 栄君。
◎
介護福祉課長(長谷川栄君) お答えいたします。
健康寿命及び平均寿命につきましては、国保のデータベース(KDB)システムデータを使用した回答となります。
富津市においては人口規模が少ないため、
富津市単独ではなく君津圏域での数値となりますので、あらかじめ御承知おきください。
まず、健康寿命につきまして、健康寿命の補完的指標であります日常生活動作が自立している期間の平均では、
富津市が総合事業を開始しました平成29
年度が、男性78.6歳、女性82.9歳、5年後になります
令和3
年度が、男性78.8歳、女性83.6歳となり、男性では0.2歳、女性では0.7歳、健康寿命が伸びております。
次に、平均寿命につきましては、同じく
富津市が総合事業を開始しました平成29
年度が、男性80.0歳、女性86.0歳、5年後の
令和3
年度が、男性80.3歳、女性87.0歳となり、男性では0.3歳、女性では1歳、平均寿命が伸びております。
○
委員長(
諸岡賛陛君)
三富敏史委員。
◆
委員(
三富敏史君) ありがとうございます。
人生も100年時代といわれておりますので、ぜひこれからもフレイル予防を推進し、要介護状態の予防に取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○
委員長(
諸岡賛陛君) 次に、千倉淳子
委員の発言を許可します。千倉淳子
委員。
◆
委員(千倉淳子君)
決算書311ページ、
成果説明書246ページになります。
認定調査等関係費について、お伺いいたします。
訪問調査員の
富津市の中での数、それから訪問調査員の報酬を教えてください。また、この報酬は全国でどういうふうになっているのか、県下一律なのかどうかということも教えていただければと思います。
調査員の講習等は、どのように行っているかということも教えてください。
それから、新規
認定数、それから区分変更、それから要支援の新規・更新申請を含めた調査
件数の過去5年の推移を教えてください。
○
委員長(
諸岡賛陛君)
介護福祉課長、長谷川 栄君。
◎
介護福祉課長(長谷川栄君) お答えします。
令和4年3月末現在の訪問調査員の人数は、市直営の調査員13名の一部を事業所に委託しております。
調査員の報酬につきましては、調査
件数1件につき4,100円となっております。事業所への委託については、1件5,238円となっております。また、この報酬につきましては、県下一律ではなく、
市町村ごとに異なっております。
次に、調査員の講習についてですが、調査員の講習につきましては、採用時に千葉県主催の研修を実施しております。この研修を受講後、ベテランの調査員の調査に同行し、現場研修を実施しております。その後は年に一度、千葉県主催の研修を定期受講しております。
次に、過去5年間の調査
件数の推移でございます。
令和3
年度が2,142件、
令和2
年度が1,759件、
令和元
年度が3,077件、平成30
年度が2,727件、平成29
年度が3,044件となっております。
○
委員長(
諸岡賛陛君) 千倉淳子
委員。
◆
委員(千倉淳子君) ありがとうございます。
調査員につきましては、すみません、
通告していなかったですが、県下一律ではないということなので、大体この相場ってうちの市としては何番目くらいとか、そういうことは分かりますか。
○
委員長(
諸岡賛陛君)
介護福祉課長、長谷川 栄君。
◎
介護福祉課長(長谷川栄君) 何番目というのはちょっとすぐには分からないんですけれども、近隣の
状況をお答えいたします。
君津市では1件4,000円、袖ケ浦市では1件4,000円、木更津市では会計
年度職員が調査を行っている
状況でございます。
○
委員長(
諸岡賛陛君) 千倉淳子
委員。
◆
委員(千倉淳子君) ありがとうございます。
では、100円ではありますが、よそよりも高くなっているということで、
富津市のほうではそれなりに考えていただいているのだと思います。調査員もなかなか集まらない中、各事業所でもケアマネが減っている中で調査員を獲得することとか、全部に回すことが大変になっているかなというふうに思います。天羽地区では、
富津市ではない調査員が来ることもちょくちょくございます。
そういった
状況の中、大変だとは思いますが、できる限り市の中でできることと、あと講習のこともお聞きいたしましたが、これは講習でよい調査をしていただけるかどうかというのは、やっているから──
皆さん、やらなきゃいけないのでやっているでしょうけれども、なかなか理解の得られないような調査もぼちぼちですが、出ているというような報告を受けております。なので、時々はもうベテランだと思ったり、もう出ていると思っても、その辺を何かチェックするような体制があってくれたら、ありがたいなというふうに思います。
この調査によっていろんなことが決まってきますので、見るからに、この人が介護2で、この人が介護5とかというところにあまり差がありますと、割と顕著に現場には見えるものなので、その辺についてはまた時々チェックをしていただけるような方法があったら、うれしいなというふうに思います。
すみません、これで
認定調査のほうは終わりにします。
委員長、続けていいですか。
○
委員長(
諸岡賛陛君) どうぞ。千倉淳子
委員。
◆
委員(千倉淳子君)
決算書314ページ、
成果説明書248ページ、介護予防・生活支援サービス事業費について、お伺いいたします。
令和3年4月より住民主体によるサービスへの支援が始まったと思いますが、その内容などについて教えてください。
○
委員長(
諸岡賛陛君)
介護福祉課長、長谷川 栄君。
◎
介護福祉課長(長谷川栄君) お答えします。
介護予防・生活支援サービス事業のうち、訪問型サービス費及び通所型サービス費において、住民主体による支援を
令和4年4月から行っております。
内容につきましては、高齢者に対して助け合いサービスを提供する地域団体に対し、助成金を交付しております。
補助対象となる助け合いサービスにつきましては、3つの種類があり、
1つ目は、訪問による日常生活支援サービスになります。こちらは高齢者の自宅において、掃除、電球交換など、日常生活上で困り事に対する生活の支援を行うものであります。
2つ目は、移動支援によるサービスになります。こちらは通院時など送迎前後の付添いなど、高齢者の移動を支援するものになります。
3つ目は、通いの場を提供するサービスになります。こちらは高齢者に対し、通いの場においてレクリエーションなどを提供するものであります。
また、
令和3
年度の
決算額については、5つの団体へ合計66万7,205円の補助金を交付しております。
○
委員長(
諸岡賛陛君) 千倉淳子
委員。
◆
委員(千倉淳子君) ありがとうございます。
こういったサービスが始まってくるというのはとてもすばらしいことですし、今後こういうもので支え合っていく地域をつくらないと、ということだと思いますので、大変望ましいことだと思っております。
できれば、もっと広報していただいて、そういう団体を見つけていただくとか、多分、今もう既にそれと同じようなことをやっているけれど、知らなくて支援を受けていない団体とかもいらっしゃるんじゃないかなというふうに思うので、もう少しこういうことが市で始まっているということを広く広報していただけると、住民主体のサービスというのが増えてくるんじゃないかなというふうに思っておりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
○
委員長(
諸岡賛陛君)
通告のあった
質疑は終了しました。
委員の
皆さん、ほかに御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
委員長(
諸岡賛陛君)
質疑もないようですので、
質疑を終結し、
討論に入ります。
反対討論はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
委員長(
諸岡賛陛君) 次に、
賛成討論はありませんか。千倉淳子
委員。
◆
委員(千倉淳子君) 私は、この介護
保険の
決算に対して、
賛成の立場で
討論させていただきます。
平成29
年度からどんどん予防に対する考え方が変わってきまして、住民主体でのサービスだとか、チェックリストを活用した一般高齢者と予防の方たちに対するサービスを広げていこうというふうに広がってきていたと思います。
その中で、なかなか
市町村主体ということでどういうふうにやっていけばよいのかと、どこの
市町村もきっととても悩んでいてなかなか始まらなかったところではあったと思っております。それが
令和3年、それから
令和4
年度に対して
富津市のほうではチェックリストを活用し始めたり、また先ほどお話がありましたような住民主体のサービスに対する補助をしていただいたり、こういったことが広がっております。
今後も、この動きがどんどん広がることを期待して、私はこの
決算に
賛成をいたします。よろしくお願いいたします。
○
委員長(
諸岡賛陛君) ほかに
討論はありませんか。三木千明
委員。
◆
委員(三木千明君) 私も、介護
保険事業特別会計の
決算に
賛成の立場で
討論をさせていただきます。
富津市の
令和3
年度末における65歳以上の高齢者人口は1万6,396人、市民の人口に占めるおよそ40%という
状況であります。
日本各地、
高齢化社会が急速に進展し、今後もますます介護に係る需要やその費用の増大などが見込まれる中、
令和3
年度からは、加齢による高齢者の活力低下を予防するためのフレイル予防事業が実施され、併せて市民講演会やフレイルサポーター・トレーナーの養成を行うなど、介護予防に関する人材の育成にも取り組まれております。
また、ただいま千倉
委員からも発言がありましたとおり、住民主体による支援として、日常生活での困り事や移動のサービス等、多様なサービスを実施する団体へたすけあいサービス事業補助金を交付するなど、地域住民の活動を支援する取組も行われております。
これら介護予防に関する新たな取組が開始され、介護予防の普及・啓発を図るなど、
経営努力が見受けられる
事業決算となっております。
今後も
富津市の実情を踏まえた高齢者福祉の拡充、またさらなる
経営努力による
財政運営の
健全化を要望いたしまして、
議案第19号
令和3
年度富津市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算の
認定についてに対する
賛成討論といたします。
以上です。
○
委員長(
諸岡賛陛君) ほかに
討論はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
委員長(
諸岡賛陛君)
討論もないようですので、
討論を終結し、直ちに
採決を行います。
議案第19号を原案のとおり
認定することに
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
委員長(
諸岡賛陛君)
起立全員です。よって、
議案第19号は原案のとおり
認定すべきものと決しました。
以上で、
決算審査特別委員会に付託されました
議案の審査は、全て終了しました。なお、
委員会報告書の作成及び
委員長報告については、私に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議
なし」と呼ぶ者あり〕
○
委員長(
諸岡賛陛君) 異議
なしと認め、そのように決定します。
────────────────────────
執行部あいさつ
○
委員長(
諸岡賛陛君) 閉会に
当たり、
執行部から御挨拶をお願いします。市長、高橋恭市君。
◎市長(高橋恭市君) 閉会に
当たりまして、御礼の御挨拶を申し上げます。
委員の皆様におかれましては、2日間にわたり、
決算審査特別委員会を開催していただきまして、誠にありがとうございました。
昨日の
一般会計決算から本日の特別会計
決算まで、それぞれ慎重な審査の上、4
議案全てに御
認定を頂き、厚く御礼を申し上げます。
審査の過程の中で御指導、御指摘いただきましたことにつきましては、今後、十分留意しながら対処してまいりたいと、そのように考えております。
委員の皆様方の今後一層の御支援、御協力をお願いいたしまして、閉会に当たっての挨拶にさせていただきます。2日間ありがとうございました。
○
委員長(
諸岡賛陛君) ありがとうございました。
2日間にわたり、慎重な審査をしていただきまして、誠にありがとうございました。
────────────────────────
閉 会
○
委員長(
諸岡賛陛君) 以上をもちまして、
決算審査特別委員会を閉会といたします。ありがとうございました。お疲れさまです。
午前10時40分 閉会
上記会議の概要を記載し事実と相違ないことを証するためにここに署名する。
令和 年 月 日
決算審査特別委員会委員長 諸 岡 賛 陛...